タイ・ラオス旅行記(第4話) 四日目(99/4/27)ビエンチャン〜ヴァンビエン ヴァンビエン行きのバスは早い。バスターミナルがあるマーケットまでもちょい距離があるため、朝5:30に起き、チェックアウト。マーケットまではトゥクトゥクで一人2千KIP。 マーケットは7:00前にもかかわらず大にぎわい。バスターミナルの柱には、黒板がかけてありチョークでヴァンビエン7:00発との文字が。 乗り場を確認できたので、とりあえず朝食。ベトナム風サンドイッチ(フランスパンのやつ)を買う。ベトナム風だなぁと思ったが本当にベトナム人だったらしい。出稼ぎで来ている人も多いと聞いた。 バスのチケット売場を探しチケットを買おうとすると、ヴァンビエン行きはバスの中で直接払うとのこと。しばらく待つとバスが来た。きたない。日本人も数人乗っている。 |
5〜6時間乗るということだったので、発車前トイレに行こうと思い一度降りる。しかし、どこかわからない。食堂のおねえちゃんつかまえて「ホンナーム ユーティナイ カップ?(トイレはどこですか)」と覚え立てのタイ語で訪ねる。 ラオスの中でもタイ語は結構通じるし、この言葉は旅の最後まで役にたった。もし、タイあるいはラオスに行くなら「タオライ(いくら?)」「サワディー(こんにちは)」より重要度が高いかも。事実、この後ルアンパバンでは「トイレット」という単語は通じなかったが、上の文は通じた。ぜひ、漏らさないためにも覚えておきましょう。 さて、無事にトイレもすませ出発直前、個性的な日本人が乗ってくる。詳細は書きたくないが一人で浮いている。俺も同じ日本人としてあぁいうふうに見られているのかもしれないと思うと、悲しくなってくる。後から一緒になった人の情報では、彼は「タイ」→「ラオス」→「ベトナム」→「カンボジア」→「ネパール」→「タイ」→「帰国」というコースを2週間で回るらしい。嘘だろー?しかも、旅行経験結構あってあちこち行っているらしいけど、毎回そうらしい。その方あちこちで噂ふりまいていました。 |
バスでの道のりはまぁまぁ快適。想像していたより道路も悪くなく、景色もきれい。遠くには奇妙な形の岩が見えている。また、ところどころに村があり、高床式の住居の下には布織機がある。ラオスの女性は織物をするらしく、ラオスの新しい産業にもなっているらしい。 時々現地の人の乗り降りがあり、バスが停まるといろいろなものを売りに来ることも。飲み物や焼き鳥(コウモリだけど)、お菓子とかもある。コウモリ食べればよかったな〜。 バスは昼過ぎにはヴァンビエンについた。道中ずっと見えていた奇岩はヴァンビエンだったようだ。小さいが気分が落ち着く町だ。 |
バスターミナル周辺にゲストハウスがかたまっている。適当に歩けばいくつも見つかる。その中で選んだのはDOKKHOUN GUEST HOUSE。きれいなところだ。料金は驚くほど安いが、観光客が増えているとのことでそのうち値上がりしてしまうだろう。建設中のゲストハウスも結構あった。 マーケットに行ってみる。売っているものは大したことはなく、狭いが雰囲気がよい。ちょうど昼過ぎだったこともあり、布売りのおばちゃんはごろごろ寝ている。 ちなみにこのマーケット周辺でタイバーツからキップへの両替ができます。その辺のおばちゃんつかまえて両替できるか聞きましょう。事前にその辺の日本人からレートの情報を入れておいた方がいいかも。 マーケットの中には一つだけ日本語Tシャツがあった。ラオスにもいかしたTシャツが侵出していることは確認できたので、収穫だったが、つまらん。ボツ。 |
自転車を借り、Vang Vieng tourist resortの中にあるTham Chang洞窟へ。resortの中の川では泳げるようになっているとの情報があり、水着を着ていったが正解。冷たくてとても気持ちがよい。洞窟は階段を上った山の上へ。見晴らしがすごくよい。川や畑などが見えるが、なんか日本に風景似ている? 洞窟内は灯りがちゃんとあり、なかなか広い。奥の方まで入っていくと途中で停電した。真っ暗。確かに宿にいても時々停電するんだから、洞窟の中にいるときだって停電する可能性はあるよな。我々は用意のいいことに懐中電灯を持っていっていたが、一人で来ていた西洋人は暗闇の中、寂しげに立ちすくんでいた。電気つかなかったらどうするつもりだったんだろ。もちろん出口まで案内しましたよ。 |
そのうち重い雲が立ちこめ、湿っぽい風が吹いてくる。遠くでは雷の音が。やばい。チャリをとばし、宿に戻る。自転車を止め、宿のおばちゃんから水を買っていると、とたんにどしゃ降りに。あぶなかった〜。 そろそろ雨期だし、さすがラオス、すごい降り方だな〜と感心していたのだが、後で聞くとラオス人もびっくりの大雨だったらしい。 宿の入り口で外を見ていると、女の子が一人しきりに向かいを気にしている。聞くと連れが道路を挟んだ対面のカフェに飲み物を買いに行った直後、大雨が降り出し、宿に戻れなくなったらしい。本当だ向こうからも手を振っている。タイミング悪すぎ。 夕方になるとさすがに小降りになる。Mr.KEOがいるNang Bot Restaurantに行ってみる。彼は山岳少数民族のツアーのガイドなのだ。CAVEMAN TOURSと名付けられた4種類のツアーが用意されている。日帰りの川下りや、湖に行くツアーもある。 ヤオ族の村1泊ツアーがよさそうだ。しかし、行く気にはなったが、明日も雨が降るといやなので次の日の朝8時に返事をすることにした。つづく。 |
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