マレー半島旅行記(第19話) 十一日目(1月1日)マラッカ(その2) 奥さんの足はまだ腫れているが、とりあえず歩くことはできる。無理のないように出歩く。 宿の近くにジャラン・ハン・ジェバッ通り(JALAN HANG JABAT)、別名「ジョンカーズストリート」という骨董品屋が並ぶ通りがある。一言に骨董品といっても店によって品揃えが異なるのでおもしろい。ババニョニャ様式の家具や、アンティーク時計、陶器など様々。金隠しもある。 骨董屋の一つ、ジャセンアートギャラリー(JIA SHENG ART GALLERY)でおもしろいものを発見。なんでも14〜15世紀に沈没した貿易船から引き上げたコインなどを売っているのだ。コインは結構大柄で500円玉より一回り大きい。そして厚みがある。思わず買ってしまった。ちょっと高かったが、マラッカ海峡で何百年も前に沈んだ貿易船が積んでいたコインなんてロマンを感じるよね。そこの骨董屋のおにいちゃんはとてもいい人で、その後も道で会うと手を振ってくれるのだった。 |
ランチを食べに「ベラナカン」というレストランに行く。ここも一応ババニョニャ料理とのことだが、前日と違いすごくおいしい。しかも、店員がおもしろい。入れ替わり席に来て、いろいろ話しをして行く。仕事しなくて大丈夫なのか? どうも責任者が率先して話しにきているようなので大丈夫らしい。 「あけましておめでとう」は日本語でなんと言うのか?と聞かれ教えてあげたので、その後行った日本人の客は新年の挨拶をしてもらったことだろう。 ツアー客も来るようですが、メシ食べるならお勧めです。ランチセットにすれば値段も安いっすよ。 |
キリスト教会を見て、スタダイス(歴史・民族博物館)の中を見学。マラッカの歴史等の資料を見る。日本軍の侵略の資料などもあった。アジアどこでも来ているみたいだね。 セントジョージ教会跡へ。丘の上なのでよくマラッカ海峡がよく見える。ザビエル像もある。像は比較的きれいなままだ。新しいのかもしれない。 丘を下りるとサンチャゴ砦がある。砲台が置いてあり、誰もがやっているが一応手を突っ込んで写真を撮ったりする。 お茶をした後、マラッカ川トリップへ。ガイドは陽気な人でおもしろかった。説明は英語だけです。案内される川自体は汚いのだが、なぜかイグアナがいたりする。川の横ででかいロブスター取っている人もいるし、日本と同じ種類かはわかりませんが、「ムツゴロウ」も住んでいたりする。ただ汚いだけではないみたいです。 夜は、サンチャゴ砦の近く独立宣言記念館の向かい、パーラワン広場で行われるというライト&サウンドショーを見にいくがなんか真っ暗だ。近くにいる人をつかまえて聞くと、1月6日までやらないらしい。うそー。そういう観光ショーもお役所仕事なのか?他にも会場に来ちゃう人がパラパラといる。しょうがないととぼとぼ帰るが、今日は一日楽しかったのでまぁいいか。 |