マレー半島旅行記(第18話)

十日目(12月31日)マラッカ(その1)

ババハウスの中 今日は、楽しみにしていたマラッカだ。移動のためクアラルンプール駅近くのバスターミナルへ。しかし、「マラッカ」の文字が見あたらない。係りの人に聞くと違うバスステーションがあるらしい。長距離用はブドゥヤラバスターミナルというところからだ。

 バスステーションの中にはバス会社がいっぱい。マラッカ行きはいくつかあるので、発車時間を聞き、早そうなやつを選ぶ。お昼に出たバスは3時過ぎにマラッカのターミナルに着いた。ババハウスには電話で予約したとおりの4時前についた。ちゃんと予約とれてました。

 部屋はデラックスにした。2泊することに。

 (ババハウスについて)数百年近く前に中国からマレーシアに移り住んできた男性をババ、結婚した地元の女性をニョニャと呼び、現地マレーシア文化と中国文化が混ざった独自の文化を作り上げてきました。ババハウスは約100年前のババ・ニョニャの家を改造したものです。入り口は狭いのですが、奥行きがとても広く、写真のような当時のアンティーク家具も置いてあります。部屋はちょっぴり狭いですが、雰囲気いいっす。

 

マラッカの町並み 町並みがとてもよい。古い建物が多い。ふらふら歩くだけで楽しい。こんなところにもインターネットカフェがあったりする。

 雨が降ってきたのでマラッカ川トリップは明日にして、ババニョニャ料理を食べに行く。中華料理のアレンジ版といった感じかな。一応下調べをしていた「ニョニャマッコー」というレストランに向かう。歩いていったらずいぶん遠かった。が、せっかく行ったのにあまりおいしくなかった。名物にうまいものなしなんてどこかに書いてあったが、本当だ。

 近くに大きいデパート(マコタパレード?)があったので、そこへ。ただでさえ洋服類は安いのだが、アウトレットを扱っているとんでもなく安い店が。イスラムグッズとかモデル募集中とかも発見した。

 帰る際、タクシーを拾おうとデパートの前の庭を横切ろうとしたら、奥さんが目の前から急に消えた。どぶに落ちたのだ。なにが起こったのかすぐにはわからなかったが、見ると奥さんが深さ2mぐらいの溝に落ちている。日本では考えられないが、溝に蓋がないところが多いんだよね。完全に落ちたわけではなくて、腕とふとももで引っかかっている。すぐ助けたが、大丈夫なのか。あとで見たらすごい青痣ができちゃった。けっこうはれていて、ふとももがお尻のように腫れている。ひえー。完全に落ちたり、骨折とかしなくてよかったよ。なんていう、年の締めくくりだ。

 帰ってシャワーをあびていたら年が明けちゃった。ババハウスはお湯がいっぱい出ていいなぁ。

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