マレー半島旅行記(第21話)

十二日目(1月2日)マラッカ→シンガポール(その2)

  車が揺れるので、という言い訳をしつつ汚い字でイミグレ用の用紙に必要事項を書き殴り、小1時間走るとジョホールバルへ。ここは肉骨茶(バクテー)がおいしいところらしいねぇ。しかし、寄り道はしないで、シンガポールへ。

 イミグレでの出国の手続きは、バスを一度降りパスポートチェックへ。カウンターがマレー、シンガポール、その他のパスポートと分かれている。その他に並ぶ人は意外に少なかった。マレーとシンガポールの連中は年中行き来しているのでしょう。

 ここでは出国だけなので手続きは簡単でした。ランカウイに入るときに書かされた所持金額を記入した紙を渡してはんこをおしてもらった。さっきのタイ人の女の子はお金はいくらと書くのか?とかまたあせりまくって周りの人に聞きまくっている。お前なんか悪いことしたのか。パスポートみたら結構出入国の記録があったからなんかしてんのかもね(失礼)。

  バスに戻ってしばらく走ると、橋を渡りシンガポールへ。橋を歩いて渡っている連中もいるな。入国も手続きも簡単。その他のパスポートなんてほとんど誰も並んでいない。パスポート見て、端末に名前を打ち込む。ネットワークでつながっているのだろうか。これで終わり。荷物チェックなし。従って、マレー〜シンガポール間の密輸は簡単だと思われる。第7話でも書いたが、シンガポールも麻薬は死刑なので念のため。

 ちなみにイミグレのトイレは無料でした。うれしい。マレーはどこに行っても0.2とか0,3Rとられましたので。マラッカを出たのが13:00過ぎで、着いたのは18:30ぐらいでした。

 

ここはどこ? そのままバスで市内へ。入国からさらに1時間ぐらい走ってよくわからないターミナルへ。ここはどこだ?

 しょうがないので、そこにいたおいちゃんに、where is here?というまぬけな質問をする。で、地図をみせると現在地(MRTの駅でいうとW3、TIONG BAHRUあたりだったらしい)、目的地のラッフルズ…じゃなくてベンクーレンストリートには、道に出てバスに乗ればよいこともわかった。しかも比較的距離が近いことに安心する。

 シンガポールは横断歩道以外を横切ると罰金なので、きちんと反対車線に渡りバス停を探すが、そのときシンガポールドルを全く持っていないことに気づく。

 奥さんがマラッカで両替しようかと言ったとき、俺が「あとでいいじゃん」っていったんだよね。両替屋も見あたらないし、バスもタクシーも乗れず、うまそうなにおいのするレストランの横を通りながら歩くこと小一時間(泣)。とりあず、アルバートコンプレックスというマーケットに着く。これで両替ができる。メシも食える。宿代も払えるとよろこぶ(^^)。

 とりあえず1万円分両替。レートは、1S$=80円ぐらいと読んでいたが、75円だ。円が上がっている。ガイドでは88円。昨日見た新聞では米ドルが上がって、円が下がったとあったが、もっとレートがよかったのかな?

市場の前 ゲストハウスをいくつか見た。まぁ確かに安いけど、トイレ共同、水のみのシャワーで疲れたーって感じ。部屋が3〜4階だったので、奥さんの足も心配だったし。じゃぁ、最初からゲストハウスに行くなという感じもするが。カオサンとたいして変わらないし、旅行の一泊目だったら泊まってたかも。今晩が最後泊で次の日は空港泊というのがわかっていたので、とりあえず温水シャワーぐらいは付いているところにしようということに。いわゆる中級ホテルというところだな。

 サマービューホテルにした。1泊100S$ぐらいした。部屋はとてもきれいでした。TVのチャンネルも多いし、満足できたが、シャワーの温度が低かったのが残念。浴槽があったので、せっかくあたたまろうと思っていたのに。

 そういえば毎朝8:30ぐらいからやっているmusicTVで流れる歌、忘れられないなぁ。テープ買えばよかったな。

 

フォーカーズリキシャのオヤジ 両替のレートがよかったので、もう1万円替えることにした。両替が20:00までだと思っていたので、急いで再び同じ両替屋へ。しかし、22:00ぐらいまでやっているみたいでした。銀行は夕方には閉まっちゃうのでこういうときありがたいです。

 軍資金を得た後はメシだ。腹減った。マーケットの横のフォーカーズってのか、食堂の寄せ集めへ行った。ビーフンみたいの食べて、ビール飲んだ。

 その後、デパートを回ったり噴水を見たりした。ラッフルズホテルも見た。すげぇ世界だったな。縁遠いわ。

 屋台市場みたいなのもあって、活気があったからうれしくなった。でもあまりいかがわしいものは売ってなかったな。Tシャツもそれほど見つけられなかった。うーん残念。

 帰り際にセブンイレブンへ。シンガポールはPM9〜AM5は酒、ビールは売ってはいけないらしい。時間が22時過ぎだったのだが、ビールのショーケースにスダレがかかっており、隠してある。ちょっと酔っぱらった親父(日本人)がビール買おうとしていたけど、しっかり断られていた。他にも「なんだよ〜売ってないのかよ」という感じの人が多かったね。「fuck’in!」って言って怒っている人も。俺は奥さんに今日は酒もう終わりと言われていたし、買わずに我慢した。まぁ買おうと思っても変えないのだが。

 しかし、帰る途中で奥さんバーガーキングはおいしいとか言い出して結局買ってんの。 人にダメだっていって、自分の分だけ買うな。

第20話 / 第22話 / 旅行記メニュー

21th1 2 3 4 5 6 7 8 9
Thai1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

投稿1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23

バリ台湾1 2 3 4 5