元々予定なんてのはあってないようなものだったので、「それにしよー」と即決。とりあえずトランに戻ることに。トランは、旅行記その４でも説明した小さな町だ。行きと同じようにマイクロバスというより、バンに乗って戻るのだが、町に出る人が多いようで、途中で人をどんどん拾う。もう満員になってるじゃん〜と思ってもどんどん乗せる。そのうち、カップルのうち男の方が連れの女の子を膝に乗せ、席を空ける。そこまでしないと乗れないのだ。しかし、それだけでは終わらない。人がいれば車を止め、いくらでも乗せる。「うーん。オレらもやらないといけないかなー」と、奥さんを膝に乗せる。

重い。小柄なタイ人同士はいいかもしれないけど、我々は二人ともお世辞にも小柄とはいえない体型してるからね、大変。足、血流が止まりました。奥さんの頭は車の天井にごつんごつん当たっているし。

　町にやっとの思いで着き、どこから船が出ているか聞こうと駅近くの旅行会社に飛び込む。結構親切に教えてくれる。そこでわかったことは、パクメンの宿で日本人の彼が見た地図はかなり古く、我々が通るつもりだったガンタン→ランカウイ島行きの船はすでになくなっているとのことだった。しかし、新たにバスでサトゥンまで行ってフェリーを使えばランカウイに渡れるとの情報をゲット。 「なるほど〜それにしよ〜」と方針変更。（サトゥンは、地図に出てないや。ランカウイ島の対岸あたり）

　駅前でトゥクトゥクを拾い、バス乗り場へ。着いたバス停は売店とコンビニがあるだけでもなにも書いていない。持っていた地図にも載ってないし不安になるが、売店のおばちゃんに聞くとニコニコ笑いながらここだという。そうこうしているうちにちゃんとバスが来る。たいしたもんだ。教えてもらっておいてよかった。オレはバスが来るのを見て、さらに行き先を確認してからやっとほっとしたというのに、奥さんはいつの間にかバナナの揚げたやつとか飲み物を買ってのんきに食べてる。なんで平気なんだ〜

　 バスは、快適。でも道が悪いなぁ。舗装中の道路でも通れるみたいで、工事しているのを横目にガタガタ走る。当初２時間といわれたが３時間かかってサトゥンの町へ。

　この町については手元の地図になにももっていなかったので、さっぱりわからん。しょうがないので、バスを降りたところにいたおにいちゃんたちに「ランカウイ、ランカウイ」というと、「待っていろ」と言われる。そのうち、「ソンテウ」（低いトラックの荷台に屋根を付けたような感じ、トゥクトゥクより人が乗れる。）という自動車が来る。これに乗れと言われ素直に乗ってフェリー乗り場へ。１０分、１０Ｂで到着〜

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